UEC国立大学法人電気通信大学

イノベーション・ジャパン2018:暗号化制御と仮面女子

8月30,31日に東京ビッグサイトで開催されたイノベーション・ジャパン2018 にて,小木曽研究室では「サイバー攻撃に対する防御と対策を実現する暗号化制御システムの開発」と題して暗号化制御技術の展示をおこないました.開催中,非常に多くの方に足を運んでいただき,準備していた資料などを配り切るなど,とても好評でした.暗号化制御は,暗号文のまま制御システムを稼働させる新しい技術でして,そのコンセプトは,小木曽准教授が2015年に世界で初めて発表したものになります.計測データや操作量をそのまま送受信・処理する既存の制御システムとは異なり,セキュリティ対策が施せるため,将来,自動制御システムを基盤とする世界インフラの基盤技術になる可能性があります.暗号化制御理論のさらなる発展と,暗号化制御技術の規格に応じたセキュアなセンサやアクチュエータなどの開発にも繋がります.最後に,仮面女子の方々もブースを見学していただき,専門家に負けない鋭い質問を投げかけてきた桜雪さん,とても知的な印象を受けました.仮面女子を暗号化するとどうなる!?(写真がボケててすみません)